在庫金額把握の重要性
在庫金額把握の重要性
■在庫を減らしたいとよく言われます。
それで、
「在庫の数量はいくらあるのですか?」とお聞きしますと
「部品の点数が多くて管理できないのです」と言われます。
内容を聞きますと、部品や原材料の全部の在庫を管理しようとしています。
「ねじ」や、「ビス」など、1個1円以下の部品も一緒に考えています。
これでは、いつまで経っても在庫の管理はできません。
「金額」を考える必要があります。
■在庫を管理する場合、必ず「数量」と「金額」を把握する必要があります。
例えば、
1個1円の部品の「ねじ」が1万個ある場合と
1個5000円の部品が1000個ある場合の、在庫を考えます。
1個1円の「ねじ」が1万個あっても、在庫金額は、1万円です。
1個5000円の部品が1000個あると在庫金額は500万円に
なります。
在庫の管理のやり方は全然違います。
1個1円の「ねじ」は、少し多めに購入しても在庫金額は少ないので、管理する必要はありません。
しかし、1個5000円の部品は、高いので必ず必要な分だけ購入する必要があります。
必ず、在庫数量を把握して、製品の注文数に応じて必要な分だけ、この5000円の部品を購入しなければなりません。
そして、必ず定期的に、単価の高い購入部品については、
在庫数量と在庫金額(購入単価X在庫数量)を
把握する必要があります。
急に、在庫金額が増加する場合は、原因を調べる必要があります。
余剰在庫になっていないのか確認する必要があります。
その分、資金がかかりますので注意が必要です。
■もうひとつ注意することがあります。
あなたの会社で在庫管理システムを導入する場合、在庫金額まで把握できるようなシステムを導入することをお勧めいたします。
一般的なシステムは、在庫の数量は把握できるのですが金額まで把握できるのは少ないです。
在庫金額を把握する場合、
部品や原材料では、価格は仕入れ価格を使用しますので、難しくはありません。
でも、仕掛品や完成品ですと、製造原価を使用します。
製品別の製造原価の設定は、少し大変ですね。