ERPの導入 (マスターでレベルがわかる)
前回は、ERPシステムの「キーコード」の重要性についてお話しました。
■今回は、ERPの導入におけるマスターデータについてお話したいと思います。
■現在ERPは、ピンからキリまで、非常にたくさんあります。
その中で、自社に合ったERPを選択するのは至難のわざです。
■その選択する方法のひとつがマスターデータにあるのです。
マスターデータを見るとそのシステムのレベルがわかります。
レベルとは、システムがカバーする範囲です。
ERPなどのシステムを導入する場合、マスターデータを調べる必要があります。
ほとんどのシステムは、最初にマスターデータの設定が必要です。
マスターデータとは、日本語では、基本情報、製品情報、顧客情報などXX情報と呼ばれています。
マスターデータの設定後、実際の作業をシステムに入力します。
例えば、販売管理で注文を入力する場合、
必要なマスターデータは何でしょうか?
- まず、顧客情報が必要です。
- 製品情報も必要です
- 消費税の情報
- 製品別、顧客別の販売価格の情報
などが必要です。
これらのマスターデータの設定後、注文をシステムに入力することができます。
では、マスターデータの中で一番、重要なデータは、何でしょうか?
それは、製品情報です。
製品情報は、販売管理、出荷管理、在庫管理、生産管理、品質管理など
ほとんどの機能(システム)で使用されます。
この製品情報の構成を調査する必要があります。
一般的な製品情報の構成は、
- ・商品の情報
コード名、名称、規格、品質情報 - 在庫情報
在庫管理に必要な情報。入出庫数量、最小在庫 - 資材購買情報
業者情報、発注数、リードタイム、仕入価格 - 価格
仕入れ価格、入出庫価格、原価、売上単価
などです。
通常はここまでで十分です。
しかし、工場、販売が複数存在したり、海外にもある場合は追加の情報が必要です。
大手のERPパッケージは上記に加えて
- 製品付加情報
受注、出荷数量など - 分類情報
他のシステムとの連携、レポートの分類などに使用されます。 - 組織情報(売上)
為替情報、組織情報 消費税など - 輸出情報
輸出承認書、輸出規制など - 輸入情報
- MRP
部品展開などの情報。実際に製品別の部品情報は別に入力する場合が多い。 - 保管情報
在庫情報とほぼ同じです。
などがあります。
会社でERPを導入する場合、
まず、システムでカバーする範囲を決めます。
次に、導入するシステムの商品情報を調査します。
それにより、どの業者のERPが自社にあっているのか判断することができます。