ユーザーテストとテストケースについて
■今回は、システムを導入する場合のユーザーテスト、
正式にはユーザーアクセプタンステストについてお話したいと思います。
システムを導入するときにはテストをおこないます。
テストには大きく2つあります。
- 1つは、システムテストです。
- 2つめは、ユーザーによるテストです。
■システムテストとは、
システムを開発した業者が仕様書どおりシステムが動くことを確認するテストです。
システムテストが終わってシステムがユーザーへ渡されます。
■ユーザーアクセプタンステストとは、
ユーザーが本来の目的を満足しているのか確認するテストです。
ここで問題が発見できなければ、システムがリリースされてオペレーションスタートになります。
スタートして問題が発生して使えないシステムになってもシステム開発の費用を払わないといけなくなります。
■このユーザーアクセプタンステストは最終的なユーザーによる検査ですから非常に重要です。
以前、私が有名なS社のERPを導入に参加したときはユーザーアクセプタンステストで、2000件もバグが見つかったことがあります。
システムテストは終わっていてもです。
皆、びっくりしていました。
でも、数日でバグの修正は終わりましたが。
このユーザーアクセプタンステストに使用するのがユーザーが作成するテストケースと呼ばれるものです。
つまりテスト項目ですね。チェックリストです。
テストケースの作成は重要です。
■このテストケースを作成する目的は、大きく2つあります。
- 1つめは、システムが動くことを確認することです。
テストケースに従ってシステムをチェックします。
テストケースに満足しないとシステムをリリースをしません。
システム開発費用も払いません。
- 2つめは、このテストケースを多くのユーザーがチェックすることにより新しく導入するシステムを理解することができます。
トレーニングになります。
このテストケースの作成に力を入れることによりERPの導入時後の問題の発生を減らすことができます。
これは、数値で表せるので客観的です。
100件のテストケースで今週は、50件終わったとか把握できます。
経営者の方も内容が分からなくても現状が把握できます。
■ではテストケースとは、どういうものでしょうか?
■例えば、生産管理を例にします。
一般的な生産管理システムは、まず
- 注文と在庫を生産管理システムへ取り込みます。
- 生産計画を立てるために注文から在庫をさし引きます。
- 部品展開します。
などのステップで行います。
この、1番について考えます。
===========================================
1、「注文を生産管理へ取り込みます。」
このテストケースを作成するときは
・テストケース1:注文データのチェック
・やり方
- 販売管理の注文データを把握します。
- 生産管理システムから注文データを把握します。
- 両方のデータを比較します。
- データが異なっていれば原因を調査します。
・結果
- 問題はない
- 問題あり
どんな問題か記入します。
システム業者へ連絡します。
・チェックした人/時間
- Aさんが7月19日の10時にチェックした。
========================================
このとき、重要なことがあります。
このテストケースをチェックできるレポートを作成しておくことです。
注文データをチェックするにしても販売管理からと生産管理からの両方のデータが必要になります。
テストケースを作りましょう。