在庫の精度
■在庫の精度は大丈夫ですか?(在庫管理と生産管理)
■お客様から、相談を受けました。
■「生産管理がうまくいかないのです。生産計画を作るのですが データの精度が悪いようで製造部の人が使ってくれません。」
よくある話ですね。
あなたの会社では、如何ですか?
■何が問題なのでしょうか?
■2つ問題があります。
- 1つは注文情報や、在庫情報などの入力情報の精度がないことです。
- もうひとつは、生産管理システム自体の機能がないことです。
■この中で、まずやらなければいけないことは、入力情報の精度をあげる ことです。
特に在庫管理です。
■在庫管理で、特に問題なのは、会社の全部の在庫のデータが把握 できないことです。
把握できたとしても、精度がないことですね。
在庫が間違っていることです。
在庫は、100個なのに1000個になっていたという場合です。
いくらすばらしい生産管理システムを持っていても在庫の精度がなかったらダメです。
生産管理システムは使えません。
アメリカでは、サプライチェーンのシステムを導入する時に、よく「ガーベージイン ガーベージアウト」といいます。
日本語では、「ごみを入れたらごみがでてくる」という意味です。
生産管理システムに入れるイン(入力)の情報は、「注文情報」と「在庫情報」と「生産能力」の情報です。
出てくるアウト(出力)の情報は、製品の生産計画、部品・原材料の調達計画です。
「在庫情報」が間違っていたら、生産計画も調達計画も使えないですね。
それだけ、在庫管理は大事なのです。
■でも、これが出来ないので多くの方は、悩んでいます。
■なぜ、在庫のデータが正しくシステムへ入力できないのでしょうか。
今回は、システムの機能ではなく、オペレーションについてお話したいと思います。
入力する体制が出来ていない所が多いようです。
作業者の方とお話をするといろいろ言われます。
- 「入力する時間がない」
- 「入力するのが面倒くさい」
- 「入力するやり方を知らない」
- 「入力することを言われていない」
- 「入力してもしなくても何も変わらない」
などです。
■では、どうすればよいのでしょうか?
- まず、在庫の重要性を作業者の方に理解してもらうことです。
上司の方が、「在庫なんてどうでもいいや」って考えていたら在庫管理はできません。
必ず、作業者の方へ説明してください。
- 次に、工程であれば、ロット別のトラベラー(工程別の現品票)、部品・原材料では入庫・出庫・移動の帳票などを作成する必要が あります。
- 実際に、工程で作業をおこないます。
通常の工程では、作業数量後は、作業全数量、良品数、不良数、不良内容が把握できます。
部品・原材料では、入庫・移動・出庫をおこないます。
そのとき必ず帳票に記入します。
そして、そのデータをシステムへ入力します。
入力のやり方も教育します。
- 工程での作業では、1日のその作業者の作業数量(日報など)は、入力したシステムから抽出します。
別の、日報などがある場合は、作業ではなく別の項目(改善活動などを)記入した方が良いと思います。
「日報を書いているので、システムに入力しなくて良い」と考えている人もいるようです
- その作業者ごとに、毎日、システムから作業数量、歩留まりを計算します。
そして、その作業者の業績(達成度)にたいして、給料の昇給、ボーナスを決めます。
これにより、工程の在庫が、正しくシステムへ入力されるようになります。
部品・原材料は、間接部門ですので、入力の作業数量では業績は、把握できませんので、入力もれや、入力ミスを把握する必要があります。
これも、昇給やボーナスへ反映させます。
- それの会社ごとに在庫を正しく入力させる仕組みを作ることです。
在庫を正しく入力しましょう。