生産管理の概要(MRP/MRP2/カンバン方式/ERPの生産計画)




MRP/MRP2/カンバン方式/ERP とは

国際市場の自由化と規制緩和の波は企業間競争の激化をもたらし、各企業の経営のあり方を、変え根本的な転換を余儀なくされています。

それを実現する1つの回答が、ERP/SCMです。

そのため、新聞、雑誌では、ERP/SCMという言葉が頻繁に目に付くようになり、ERP/SCMを取り扱うソフトウェア業界では、SE(システムエンジニア)の需要が高まっています。

しかし、多くの企業で、ERP/SCPを導入しているにもかかわらず、十分に活用し経営に生かしているかはなはだ疑問があります。 
ERP/SCMは所詮ツールでありそれを使うのは人です。

以下、MRP/MRP2/カンバン方式/ERPのそれぞれについて説明します。


■(1)MRP・MRP2・かんばん方式・ERPとは何か?

MRP(エムアールピー)とは、
Material Requirement Planning(資材所要量計画)と呼ばれ、部品表と基準生産計画をもとに資材の所要量を求め、これを基準に資材の発注、納入、出庫をコントロールするシステムです。

MRP2(エムアールピーツー)は、
Manufacturing Resource Planning(生産資源計画)と呼ばれ、MRPを生産能力計画、人員計画、物流計画までカバーするシステムです。
これらの生産計画の指示は、すべて中央の計画立案部門から全工程に同時に押し出されていくので、「押し出し方式(プッシュ方式」と呼ばれています。

 一方、かんばん方式は、
平準化生産を基礎として後工程からの必要な必要量(かんばん)をもとに、最終工程から前工程へと必要数量の生産指示が流されていきます。 
その為、かんばん方式のことを「引っ張り方式(プル方式)」と呼ばれています。

ERP(イーアールピー)は、
Enterprise Resource Planning(統合業務パッケージ)と呼ばれ、データベースが一元化され、各サブシステム、会計、購買、在庫、販売、生産が連携されていて受注から生産、出荷、売上まで管理できる統合化されたソフトです。


■(2)受注から出荷までの流れ

生産活動の「長期計画」から「受注、生産、出荷」までの大きな流れです。

  1. まず長期の市場動向や戦略に基づき長期(6年先など)の利益計画、売り上げ計画を作成します。

  2. 次にその売上計画に基づき設備の投資計画が作成されます。

  3. 設備の投資計画に基づき年間の売上計画が作成されます。

  4. 売上計画に基づき生産能力計画が作成されます。

  5. 四半期の出荷計画、売上計画が作成されます。

  6. 新しい受注は、この生産能力、売上計画に基づいて約束納期の設定がおこなわれます。

  7. 売上計画、受注に基づき基準生産計画、負荷計算、部品展開、工程別日程計画が作成されます。
    この範囲をMRPと呼んでいます。

  8. 部品展開に基づき部品の外注手配・発行、購買手配・発注を行います。
    この範囲までと生産能力までをMRP2と呼んでいます。

  9. 部品が受領され、完成品の製造が行なわれます。

  10. 完成品を倉庫に入庫し、受注の約束納期に基づいて出荷されます。

  11. 出荷後、売上が計上されます。

  12. 毎月、製造原価などが計算され利益の状況がわかります。


■(3)代表的な生産計画のやり方

MRP方式とかんばん方式の生産計画のやり方の比較です。


MRP方式とかんばん方式の比較
項目 MRP方式
(Material Requirement Planning)
(Manufacturing Resource Planning)
かんばん方式
特徴 押し出し方式 引っ張り方式
タイム
バケット
通常一週間のタイムバケット
基準生産計画の時間域が一週間です。
一日のタイムバケット
生産指示 部品のリードタイムのデータを使って部品の生産着手時期を支持します。 全体の生産計画はあらかじめ通知されているが実際の部品生産の・納入は後工程のかんばんによります。
長所 平準化生産の困難な受注生産に向いています。 かんばん枚数以上に在庫がたまらない。
短所 計画と実績の比較が必要。 平準化生産されていることが必要。
かんばん枚数の決め方が難しい。(生産のリードタイムに基づいてきめます。)
説明 現在代表的な生産管理の重要な考え方は、
「MRP」、「MRP2」と「かんばん方式」があります。

MRPとは、
Material Requirement Planning(資材所要量計画)と呼ばれ、部品表と基準生産計画をもとに資材の所要量を求め、これを基準に資材の発注、納入、出庫をコントロールするシステムです。

MRP2は、
Manufacturing Resource Planning(生産資源計画)と呼ばれ、MRPを生産能力計画、人員計画、物流計画までカバーするシステムである。
これらの生産計画の指示は、すべて中央の計画立案部門から全工程に同時に押し出されていくので、「押し出し方式(プッシュ方式」と呼ばれます。

一方、かんばん方式は、
平準化生産を基礎として後工程からの必要な必要量(かんばん)をもとに、最終工程から前工程へと必要数量の生産指示が流されていきます。 
その為、かんばん方式のことを「引っ張り方式(プル方式)」と呼ばれています。

ERPシステムの生産計画のやり方は、主にMRPの概念が使用されています。

最近言われているSCMのソフトウェアで、
例えば、i2社のSCP(サプライチェーンプランニング)の生産計画のやり方は、かんばん方式の概念が使用されています。

ある月内における主要変動に生産を適合させるという観点からすると、MRPとかんばん方式は、ともにジャストンタイム生産を実現しようとするものであります。 

どれが合っているかは生産の形態・やり方により異なっています。



■(4)MRP方式の具体的な計算方法


MRP方式の計算方法


■(5)かんばん方式


かんばん方式







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